今回のご依頼内容
- お住まい:瑞浪市
- メーカー・機種:ドスパラ製デスクトップPC(Intel Core i9-14900KF/ASUS PRIME Z790-P)
- 症状:電源が入らない(CPU交換後も再発)
- 対応内容:マザーボード・CPU・電源ユニット・メモリを交換し、AMD構成で作り直し
症状の詳細
「電源が入らない」とのご相談でした。このパソコンはこれまでにも同じ症状が出ており、ドスパラとCPUメーカーでそれぞれCPU交換の対応を受けていましたが、それでもまた電源が入らなくなったとのことです。その後、別のパソコン修理店にも相談されましたが、対応を断られてしまい、当店にご依頼いただきました。
CPUを替えても再発するということは、CPU以外にも原因が残っている可能性があります。今回は部品を一つずつ確認する形で調査しました。
調査・修理内容
部品ごとに切り分けた結果、マザーボード・CPU・電源ユニットの3点が故障していました。さらにメモリも2枚のうち1枚が不良になっていました。
CPUだけを交換しても、マザーボードや電源ユニットが傷んだままでは同じ症状が繰り返されます。今回は複数の部品が同時に傷んでいたため、CPU単体の交換では直りきらなかったと考えられます。
同じIntel構成で部品を入れ替える方法もありますが、お客様と相談のうえ、プラットフォームごと入れ替えて作り直すことにしました。
- マザーボード:ASUS PRIME Z790-P → ASUS B850-PLUS WIFI
- CPU:Intel Core i9-14900KF → AMD Ryzen 7 9800X3D
- 電源ユニット:新品に交換
- メモリ:DDR5-6400 16GB×2枚の構成に変更(正常の1枚は下取り)
組み直し後は、電源投入・起動を繰り返し確認し、正常に動作することを確認してお返ししました。
今回使用した工具
今回使用したのはマルチメーターです。
電源が入らない症状は、電源ユニット・マザーボード・CPUのどれが原因でも同じように見えます。マルチメーターで電圧や導通を確認しながら、どの部品が故障しているのかを一つずつ切り分けました。
掛かった費用
| 項目 | 部品代金 | 工賃・その他 |
|---|---|---|
| マザーボード(ASUS B850-PLUS WIFI) | 24,079円 | - |
| CPU(AMD Ryzen 7 9800X3D) | 82,280円 | - |
| 電源ユニット | 29,678円 | - |
| メモリ(DDR5-6400 16GB×2) | 76,780円 | - |
| 水冷クーラー | 10,978円 | - |
| OS | 17,853円 | - |
| メモリ下取り(1枚) | -16,000円 | - |
| 合計 | 225,648円 | - |
| 総額 | 225,648円 | |
まとめ
「CPUを交換したのにまた電源が入らない」という場合、CPU以外の部品も一緒に傷んでいることがあります。今回はマザーボード・電源ユニット・メモリまで不良が見つかりました。
部品を1つ替えて様子を見る、を繰り返すと、そのたびにパソコンが使えない期間が発生します。再発を繰り返している場合は、全体を一度まとめて点検することをおすすめします。
また、同じ構成の部品で直すだけでなく、今回のように構成を変えて作り直すという選択肢もあります。ご予算や使い方に合わせてご提案しますので、お気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
パソコン修理業界に27年携わるベテラン修理スタッフ。Windows、起動しない・画面が映らない・データが消えたといったトラブルから、パーツ交換、データ復旧まで、これまで数多くの修理実績を積み重ねてきました。最新モデルから旧型機種まで幅広い知識を持ち、「お客様にわかりやすく、安心して修理を任せていただけること」を大切にしています。日々の修理現場での経験をもとに、よくある故障の原因や対処法、パソコンを長く使うためのコツなどをわかりやすく発信しています。ちょっとした疑問やお困りごとも、お気軽にご相談ください。詳しいプロフィールはこちら(修理歴27年・実績8,002件)